感動!
先週の火曜日、13日付けの『SANKEI EXPRESS』紙のトップ。
思わず見入ってしまった。あたかも19世紀絵画のような美しさ・・・。
美術関連記事かと見紛うばかりの美しい写真に目が釘付けになった。
親子を照らす一筋の光。
写真のキャプションによると、パレスチナ自治区へブロン近く。イスラエル南部のネゲブ沙漠北方のヨルダン川西海岸に位置するとのこと。
親子が洞窟で食器を洗っている。外は今なお紛争が続いている。
明日をも知れぬ生活の中でのこの日常の何気なさのなんと美しく幸福なことか・・・。
ただただ、この写真に感動してしばらく紙面を見つめていた。
そして、この瞬間の光景を収めたカメラマンにこころで敬意を表した。
なんとやさしく、自然。それでいて冷静な視線なのだろうか、と。
報道写真でここまで感動したのは初めてだと思う。(写真はロイター提供)
記事の見出しは『「日常の些事」こそ幸福への道』と題され、今年100歳を迎える作家かつ翻訳家の石井桃子さんの新聞への寄稿文
「人生の幸福は、重大な事件ではなく日常の些事によって決まる」の引用でイラク、ソマリアなどのテロ、紛争を伝えていた。
そして、写真の何気ないこの光景が、今必要とされる「幸福の形」かもしれないと、キャプションの最後にさりげなく結んであった。
大げさなことではなくとも、美術や音楽だからこそ出来ることが必ずあるはずだ!
改めてそう思った。

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